クリエイター等、個人で活動する学生は出来るだけ早く「社会人の金銭感覚」に晒されるべき。

経験談です。

学生同士の取り引きでは無駄に自分を安売りしてしまいやすい

ライターでもイラストレーターでも写真家でもなんでもいいです。そういった道を志して、学生をしながら個人で活動をしている人は多いと思います。

そういう人たちってどうしても、特に初めの方は学生同士だとか同年代同士で仕事(わざわざ”仕事”とも言わないかもしれませんが)の取り引きをすることが多くなります。

これ自体は悪くないことというか、多くの場合避けて通れない道ですし、こういったところで得られる感覚とかも大事ですから良いことももちろんあるんですが、何が問題かというと、こういうところで行われる交渉って極めて低価格で行われやすいんですよ

だって同じ学生同士ですもんね。そりゃ1日中働いてお金を稼いでいる身分ではないのもよく分かっています。それに相手はプロじゃないわけですから、仕事をお願いする側も初めから高い報酬を提示するということはやはり起こりにくいです。

しかしこの感覚にあまりに浸かりすぎると、自分のスキルの安売りが癖づいてしまいます。

語弊の無いように言っておくと、同年代の仲間に多少安く価値を提供することそれ自体は問題ありません。しかしそればかりということには問題があります。

問題1: 値段を上げられるレベルに達しても思いきれなくなる→値段を上げれないと評価も上がりにくい

どう考えても十分値段上げても良いレベルに達しているのに、ついつい安売りしてしまう。そしてこれって最終的には仕事の評価自体も上がりにくいってことに繋がり得ます。

結構人って自分の目以上に値段の数字で評価してるところありますから。あ、この人高いってことはそこそこすごい人なのかな、みたいな。

もちろん、その道に詳しい人なんかはちゃんと自身の目で価値を見極められるのでしょうが、あんまり詳しくない別の界隈の人からの依頼とかだと、ですね。

問題2: 単価が安いところで時間を取られる→たくさんやらないと仕方がなくなる

当たり前ですが、単価が安いと同じお金稼ぐにしても多く働かないといけなくなります。そうするとこれも当たり前ですが、時間がとられる。

あまりに安い価格で引き受けるくらいなら、長い目で見れば「練習する」とか、例えばライターならブログを書くなどして「自分の能力を見せられるものを増やしておく」とかのほうが、よっぽど価値ある可能性もありますからね。

たくさん安い価格で引き受けて忙殺され続けるのはあまりに非効率です。それだったら上記のようなストックできるコンテンツを作ったり練習したりしたほうが絶対良いはず。だけど「自分の場合は今はこれくらいの値段で仕事させてもらえたら万々歳だろう」と思っていると、そんな発想にはなれませんからね。

問題3: 単価が安いところは、たいして「こんな人と仕事しました」みたいな実績に繋がらないことがほとんど

極論言えば、”特別いま外で頑張っている学生”を除いて、学生相手の仕事はほとんど「こんな人と仕事しました」という実績に繋げられることがありません。

だいたいそこそこの値段の支払いを最初から提示してくれる人のほうが、拡散力というか、影響力も強い人が多いです。たぶん。

社会人は万単位での報酬が普通

極端な例だと、学生同士だとお礼するにしても数千円というパターンも十分にあるんですよね。というか実際僕もそうでした。

僕もライティングにしてもWeb制作にしても音楽制作にしても、「せいぜい自分の価値は数千円だろう」と思っていた身でした。しかし実際社会人相手に仕事を引き受けられるチャンスをゲットして驚き。3つのうちいずれの仕事でも、ふつーにこなしたら、数万円ひょいとくださいました。

「あー、これくらいが世の中的な本当の価値なんだろうな。とりあえず最初こちらから提示する価格はこれくらいであるべきなんだろうな。”付き合い長いし安くします”みたいなことをこっちから言うのはいいけど、相手の方から安い報酬しか提示してこないケースはろくなことないからハジいたほうがいいな。」

身を持って学びました。それから値段上げて対応するようになりましたけど、いい感じに仕事量調整できて、厳選できて、良い感じです。

なるべく早く社会人の感覚にさらされてみよう

ほんと学生とはかなり違いますから。

(photo credit: She Works Two Jobs, The Boy Runs Loose via photopin (license))

よっしー
1995年大阪生まれ 音楽とインターネット育ち。 詳しくはこちら。