【#HyperlinkChallenge2016】今年もっとも僕の価値観を変えた記事

こんばんは。真田丸が終わってしまうことに、2016年の終わりを感じずにはいられません。というかこれ書いている間に終わりそうでつらい。

「ハイパーリンクチャレンジ2016」のバトンが回ってきました

灯台もと暮らし編集部・くいしんさんに、「ハイパーリンクチャレンジ2016」なる企画のバトンを頂きました。

もうひとりは若い人がよいなあと。95年生まれ。来春から、某有名オウンドメディアを抱えたサービスの会社に入社が決まっているそう。音楽の趣味も僕と近いので、めちゃくちゃ気が合う。若くて通な視点で、どんなものが刺さったのかな〜と純粋に聞いてみたい。

実は昨年からこの企画は眺めており、今年も完全に見物の予定だったんですが、ありがたいことに若人枠ということで回していただけました。mixi以来のバトン。

「ハイパーリンクチャレンジ」とは

主催メンバーのお一人である長谷川賢人さんの企画説明記事からざっくり引用しておきます。詳細は同記事にて。

一言で言えば、「今年のベスト記事をみんなで紹介しようぜ、そして集計してまとめようぜ」というもの。

2016年、ウェブメディアは揺れに揺れた(いや、まだ揺れ続けている)。いろんな人々が重たい話題、トゲトゲした言葉を口にしていて、なんだか「インターネットを見るのがつらい」と感じたことも、正直あります。

そんな今だからこそ、『ハイパーリンクチャレンジ』を2016年も開催したいと思いました。

愛らしく、刺激的で、きらきらして、ふいに涙し、思わず笑えて、脳みそが喜ぶ…あなたが今年出会った、すてきなコンテンツを教えてください。

・本企画は「なぜウェブコンテンツにアワードが存在しないのか?」を発端にスタートしました。今年の印象に残った記事をバトンを渡して振り返っていく楽しみと、その年ごとの記録を残すことで資料的な価値を持たせようとする試みです。

・紹介する記事は2本までとします。1本は他社によって制作された記事、もう1本は自らが執筆・制作に関わった記事です。(※執筆記事がない場合は、推薦のみでも構いません)

・次にチャレンジを受けてもらいたい人物、印象に残った記事を聞いてみたい人物を、2人〜3人程度ぜひ指名してください。なお指名がなくとも、開催趣旨への理解があれば自発的な参加も歓迎です!

・投票期間は2016年12月31日までとします。

・投票結果は、2017年1月中に発表予定。

よっしーが選ぶ2016年ベスト記事

先ほどの引用にある通り、

  • 他社(他人)さまの記事
  • 自らが関わった記事

それぞれ1つずつ選びます。

他薦部門

結構悩んだのだけど、これで。

世界から16の民間組織が競う月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」。そこに日本から挑むチーム「HAKUTO」のバックアップをするプロジェクトが「au × HAKUTO MOON CHALLENGE」。

この記事は、そのプロジェクトのアンバサダー・サカナクション山口一郎さんと、HAKUTO代表の袴田武史さんのインタビューです。

推薦理由

「サカナクション好きなだけだろ」と何処からか聞こえてきそうです。いや、全否定はしませんけども。

ただ一応それだけではないです。

このインタビューの1ページ目では、主にHAKUTOプロジェクトとサカナクションが手を組むことになった経緯や、山口一郎さんと袴田武史さんが意気投合できた理由などについて語られています。企画を知っている身、サカナクションというバンドを知っている身としては、この1ページ目ももちろん面白かった。

しかし、よりおもしろいとおもったのは2ページ目。音楽を中心に、企業、カルチャー全般、テクノロジーなどの関わり方について、日本における問題点が指摘されていたり、それを解決するための視点が示されていたりと、かなり広い業界において通じるであろう話が展開されています。

山口:日本の企業って、カルチャーに対する意識が薄い気がするんです。Apple製品はデザインで「欲しい」って思わせることができるけど、日本企業の製品は性能は良くても何となくダサかったりする。音でいうと、起動音一発でカルチャーに対する意識が伝わるPCやガジェットがある一方で、日本の冷蔵庫のアラーム音とかは素っ気なくて、楽しもうとしてない気がするんですよね。HAKUTOは、新しい未来のプロジェクトなわけだし、カルチャー側の人間として、音でいろいろデザインできないかなっていうのは考えています。

袴田:ぼくもまったく同じことを思っていて、もちろんテクノロジーも大事なんですけど、世の中に受け入れられるには、人がどう感じるかもすごく重要で、そこもデザインの要素も入ってくると思うんです。音、見た目、パッケージ、あるいは広告だったり、そういったものまでトータルでデザインしてプロデュースすることが非常に重要だと思います。

僕はこのインタビューを読む前、デザインやカルチャーとテクノロジーを、どこか別で考えていた人間でした。

しかし、こうして具体的に示されてからというものの、「あ、それって面白くないな。もったいないな」と感じるようになった。テクノロジーを目の当たりにしたときはちゃんとデザインにも目を向けるようになったし、デザインに深く感動したときには、それを支えるテクノロジーにも目を向けられるようになった。

自分で言うのもなんですが、明らかに物事を見るときの視点が広くなったし、広くなったものを用いて深く見れるようにもなった、そしてそれぞれの感動ももっと濃いものになったなと思うのです。

そういう意味で、「今年1番、自分の価値観に影響を与えてくれた記事」だと思ったため、推薦とさせていただきました。今後、音楽の世界にも他の世界にもどっちにも足を突っ込んで生きていこうとしている身として、大きな学びを得られたように感じます。

 

また、音楽業界に関しては、やはりさらに深く掘り下げられています。関係者なら特に読んで損のない内容だと思います。

山口:音楽業界の人たちって、音楽しか好きじゃないんです。音楽のことしか詳しくなくて、他のカルチャーに対してすごく鈍感なんですよね。音楽って多くの人にとって初めて触れるカルチャーで、そこからアートとかファッションとかに広がっていくはずなのに、音楽側の人が音楽にしか興味がないっていうのはすごく寂しい。なので、ぼくはいろんな人と結びつくことで新しい何かが生み出せればと思っていて、それはサカナクションの活動のコンセプトでもあるんです。混ざり合わないものが混ざり合ったときに生まれるいい違和感みたいな、それを作り出したいと常に思っています。

他のインタビューでも、この辺りに関してはよく話されているので、こちらも関連としてご紹介しておきます。

無名ではダメで、芸能の世界で活躍することがセットなんですけど、今後は音楽家としての商品価値が、これまでとは違ったビジネスに発展できる道筋を提示していきたい。例えば、スピーカーを開発してみたり、電気自動車や家電のサウンドとか、身の回りにあるものの「音」を更新してみたいんです。

企業側だけでなく、古いままの音楽業界側にも大きな問題があります。だからこそ、これからはロックバンドが持つ夢もアップデートが必要。東京ドームに何万人、ではなく音楽で社会をよくしていく、という意識の変革が求められると思います。

大衆のための「グッズ」を通してメディアに出ていき、多くの人に知ってもらって価値を高めていく。その裏側で、その高めた価値を軸に「プロダクト」を企業向けに作る。こういったサイクルが、ミュージシャンとしてのこれからの新しい音楽活動になってくる気がします。

自薦部門

自薦したいのは、やはりこれです。

推薦理由

企画、取材、執筆までと、かなり広く自分で担ったという部分がまず大きい。ここまでやったのは初だったので、思い入れが深い。

あと実際聞けた内容も面白かったから。

記事にも話が出てくるように、今年は岡崎体育「MUSIC VIDEO」を始め、かなり表現内容も表現方法も尖ったMVが多く登場したように思います。

おそらく来年以降も、様々な映像関係の新しいテクノロジー誕生によって、MVという表現は変わり続けるはず。その中でも絶えず変わらない、本質的であり大切な観点とは何なのかを、このインタビューでは聞けた。今改めて振り返って、強くそう思います。

終わりに

「若くて通な視点で、どんなものが刺さったのかな〜と純粋に聞いてみたい」というメッセージを添えて頂いた今回のバトンですが、正直今回の推薦は特に予想を覆せるような内容にはならなかっただろうなとは思います。

しかし、今年僕が純粋になるほどと思ったり良いと思ったWebの記事という観点では、これが間違いないだろうというものをご紹介できたつもりです。また多くの人にポジティブなインパクトを与えてくれる記事だとも思いますので、興味を持たれたら是非読んでみてください。

バトンを回します

では最後にバトン。

ですが、「そこそこちゃんとした繋がりがあって、こういうのを書きそうな方」という条件で思いつく方々が、おおよそ既にバトン回っているようなので、具体的に名前を挙げるのは1人とさせてください。交友関係の狭さがばれる。

金野さん

バンド・ミュージシャンのPR企画会社「Gerbera Music Agency合同会社」の代表をされたり、Webメディアの世界にいらっしゃったりする方。

今年もお世話になったという個人的な部分もありますが、単純に僕の興味にかなり近い方なので、純粋に気になるなというのが大きいです。

ただ忙しそうですので、お時間あれば程度でゆるく回すということで…。


あと2人、「やるよ」という方いらっしゃれば、声かけてくださればここに追記もしますし、企画自体は自分から参加もありというルールなので、気になった方は挑戦してみてください。

ちなみに真田丸、やはり書いている間に終わりました。1年見続けたドラマが終わるのはホントつらい。