「褒めるときは人前で、叱るときは2人きりで」は本当に正義か

細かい言い回しは定かではないですが、「褒めるときは人前で、叱るときは2人きりで」といった格言のようなものを、ときどき聞きます。

かなり評価されている言葉のようですが、しかしこれ、本当に正しい行動指針なのでしょうか。

特に、後半の「叱るときは2人きりで」について、最近ときどき疑問に思うのです。

1人の判断基準で叱りつけてしまう危うさ

世の中、絶対的な正解がある問題の方が少ないですから、例えばAさんが「それは誤りだ」と叱りたくなるような誰かの行動でも、Bさんはそれを「良いんじゃないの?」と評価するケースだってあるわけです。

そういった物事を、2人きりの環境で、1人の判断基準だけに基づいて叱ってしまうことは、かなりリスキーでしょう。

1つには、組織全体の判断とズレが生じてしまう恐れがあること。

もう1つ、最悪のリスクとして、「あの人が間違っていると言ったから、これは間違っていることなんだ」と、叱った相手を思考停止に追いやってしまう恐れがあります

叱るときは“オープンな場”で

もちろん、わざわざ人前で叱る必要はありませんが、「あえて2人きりのときに」と縛ってしまうのは、そういうわけで、危険を伴うように思えます。

表現が難しいのですが、叱るときは“人前で”ではなく、“オープンな場”で —— つまり、「(組織内の)第三者がその内容を聞こうと思えば聞ける、乱入して異論を唱えようと思えば唱えられる」、そういう場で行われると良いのではないか、と思うのです。

よっしー
1995年大阪生まれ 音楽とインターネット育ち。 詳しくはこちら。