サカナクションがMステで仕掛けた、2つの「バズ」テクニック

ミュージックステーションにサカナクション、ゲスの極み乙女。、クロマニヨンズ。バンド多数の回。

今日は花金。Mステでした。

最近はバンド枠も一定数、用意することが多くなったMステですが、今日は特に多めの日でしたね。サカナクション・ゲスの極み乙女。クロマニヨンズ。

ゲスの極み乙女。とサカナクションによる、「お互いのバンドのこと、どう思っている?」というトークタイムも用意され、邦ロックファンは楽しめたのではないでしょうか。

サカナクションが一味ちがう「2つの演出」を見せた

「MacBook Airをメンバー5人が演奏中に使用する」という不思議なビジュアルが印象的に捉えられることが多いサカナクション。

以前、紅白歌合戦に出演した際も見事に話題になりました。

アーティストがテレビに出演して人気が爆発する時/しない時の違いについて書く | Gerbera Music Agency公式ブログ(ex.マナスタ!)

そんなこともあって今回も期待していたのですが、やはりしっかりと仕掛けが用意されていましたね。

演出1:楽器を弾かない

歌って踊るアイドルが楽器を弾かないのはもちろん分かりますが、まさかバンドが楽器を弾かないと予想できた人は多くなかったでしょう

結局、途中からは楽器を弾き始めましたが、思わず口コミせずにはいられない演出だったと言えます

演出2:MVを再現したステージング

「MVでの演出はあくまでMVでの演出であって、ライブやテレビではまた違った演出で構成する」というのが普通ですが、今回彼らは生放送でMVの再現に挑戦してきました。

もちろん完全再現というわけにはいきませんが、ファンを含めて1度でもこのMVを見たことがあった人なら、思わず「あれじゃん!」とツイートせずにはいられない内容でした

ソーシャルメディアで話題になりやすい「感情の揺れ動き」を引き起こす演出→見事にバズを生み出す

このブログでも何度か紹介している高野修平さんの「始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング」でも、このような話がありました。

ソーシャルメディアで話題になるものは、一般的に喜怒哀楽という人間が本来持つ根本的な感情を伴う物が多い。泣ける、笑える、怒る、驚くといった具合だ。

(中略)

「●●という新人の新曲そのもの」が話題になるのは限りなく難しい。しかし、「●●という新人の新曲のミュージックビデオが面白すぎる」といった内容なら、バズを起こすことは可能だ。

※関連記事:エヴァンジェリスト、戦略PRがカギの時代。高野 修平さん著「始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング」を読みました。

上記は”新人の新曲”という例ですが、今回のサカナクションも単に演奏するにとどまらず、思わず「笑い」や「驚き」を引き起こす演出を施したことで、バズに大きく繋げていったと言えるでしょう。

音楽そのものの質の追求にも極めて熱心というイメージがある彼らですが、それに加えてこのような演出の施策に関しても極めて聡明な方たちであると、改めて感じました。

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よっしー
1995年大阪生まれ 音楽とインターネット育ち。 詳しくはこちら。