新入社員がまず意識すべきは「案を複数出すこと」と「案を複数出せる余裕を持つこと」

新入社員として、今のチームに配属されてから、「案は1つじゃなくて複数出そうね」と頻繁に言われています。結局上手くそうデキるときとデキないときで、まだ半々くらいなのですが。

とはいえ、「案を複数出すことを求められるのって、確かに合理的かも」と、最近は少しずつその利点を理解できるようになってきました。

案を複数出すことは、成長しながら、適切なアウトプットへ向かうことに繋がる

新人が出す案は、よほど優秀でなければ、完成度以前に方向性からして、突拍子もない内容であることが少なくありません(おそらく本人が自覚している以上に)。

しかし、教える側が方向性を適切に伝えることは容易ではなく、教えすぎてしまうと本人の成長を阻害するし、逆にあまりに教えないと、一向にまともなアウトプットにたどり着けず、お互い不幸にもなりがちです。

このときに案が複数あると、「どちらかといえばA案の方が良いと思うけど、B案のこの部分も取り入れられると良いよね」といった、軌道修正もかけつつ、本人にもある程度の裁量や、思考の余地を与えられるフィードバックが可能になります

また、思考のクセですぐに出せてしまうパターン化したアイデアだけではなく、そのもう一歩先のアイデアまで捻り出したときに、人は新たな領域にたどり着けるものです。

つまり、新人が自らに試練を与えるためにも、他人からより良いフィードバックをもらうためにも、案を複数出すことは重要になるのです。

案を複数出すためには、一定以上の余裕を確保する必要が出てくる

また、案を複数出すことは、一定以上の余裕がないとできません。

仕事ができる人は、常に一定以上の余裕を、バッファ的に確保しているもの。しかし、新人は(当たり前ですが)全く初めての業務に対峙することが多く、うっかり忙殺されることも少なくないでしょう。

体当たりで仕事をこなす時期も、ある程度は必要かもしれませんが、そればかりでは思考停止で、学びが少ない時間の浪費にも繋がりかねません。

そんな新人が、まず目指すべき最初の余裕度を「案を複数出せる程度」とすると、ハードルとして高すぎず、かつ分かりやすい目安になりそうです。

「仕事がなくて暇というわけでもなく、複数の案なんて考えていられないほど忙しくもない。」

これくらいのペースで仕事をしていくことが、質的にも量的にも、ちょうど良いのではないかと思います。

複数の案を出しまくって、精度も余裕度も高めよう

そんなことを、ぼんやり考えていたこの頃ですが、先日こんな記事を読みました。

「読まれる記事のタイトルは、どのように生み出すか」という話。

「でも良いタイトルのつけかたがわからない・・・」

そんな声が聞こえてきそうです。

これに対しての答えはシンプルで、「1つの企画に対して、15個くらいタイトルをつくる」が正解です。うまくつけられなくていいので、とにかく15個出す。

そうすると、なんとか他のメディアの記事タイトルを参考にしてみたり、いろいろと試行錯誤するようになります。良いタイトルなんて、初心者がつけられるわけないので、良いタイトルをつけようとせずに、とにかく量をつくってください。

そして、その15個を社内の他の人に見せて「どれが読みたい?」と聞きます。そこで、一番選ばれたやつが、一番いいタイトルの可能性が高いです。

オウンドメディア初心者用!読まれる記事のアイデアはどう作る? | ヤドカリ公式ブログ

まさに、こういうことなんですよね。多くの案を用意しようと思うと、ぱっと「これ良いでしょ」と思って出す以外にも、他のものを参考にしたりして捻り出さないと、難しくなります。

また、他人からのフィードバックを、ボヤッとした形ではなく、簡単かつ明確にもらいやすくなります。


そういうわけで、新入社員・初心者は、まず「案を複数出すこと」と「それができる余裕を持つこと」を意識すると、徐々にアイデアの精度も仕事の余裕度も高まって、良いのではないでしょうか。

よっしー
1995年大阪生まれ 音楽とインターネット育ち。 詳しくはこちら。