Facebook ページ分析、はじめの1歩


仕事で Facebook ページを運用しているのですが、少し前まで「投稿して終わり」という状態でした。

少し余裕が出てきたので、「ちゃんと勉強して、しっかり PDCA サイクルを回そう」と決意。読んだ1冊がこちら。

インサイトの見方がとても勉強になりました。

Facebook のいわゆるアナリティクス機能にあたる「インサイト」。多くの種類のデータを見れる一方で、「どの数値を見て、どう判断すべきか」が難しいのです。

しかしながら、こちらの書籍、このあたりをかなり丁寧に噛み砕いてくれており、非常に分かりやすい説明が記されていました。


そして、しばらく実際にインサイトを見ながら、「ひとまず、こんな感じで分析し始めれば、少しずつ得られるものがありそう」というのが何となくつかめてきたので、自分の頭の整理も兼ねて、ざっくりまとめます

とりあえず投稿データを最低限の項目だけでダウンロードする

インサイトのページでは様々なデータが見れますが、ここでは「各投稿の結果をざっくり見る」に焦点を絞ります。

「データをエクスポート」から、投稿に関する各種データを Excel や CSV ファイルで落とせます。「インサイトデータをエクスポート」ダイアログが出たら、適当な期間を選択。

あとは「投稿データ」を選択してダウンロード…。

…といきたいところですが、デフォルトでは「すべてのページ投稿データ」に設定されており、膨大なデータが落ちてきます。

ダウンロードするデータの中身は、あらかじめ選択できます。これを使って、最低限の項目だけでダウンロードすると、あとの処理が楽です。

カスタムレイアウト機能で、下記のように設定します。

選択した各項目を噛み砕くと、下記の通り。

  • 投稿のオーガニックリーチ:投稿を表示した人の数
  • アクションを実行したユーザー:投稿をクリック、いいね、コメント、シェアした人の数
  • アクションタイプ別話題にしている人:いいね数、コメント数、シェア数(別々に出力)

このカスタムレイアウトを保存して、データをダウンロードします。

Excel などでデータを加工する

落ちてきたファイルを見ると、指定した項目+αくらいで各投稿に関するデータが入っているはずです。

これを、例えばこんな感じで加工します。

「リンク」から「アクションを実行したユーザー」までは、落としてきたファイル内のデータをそのまま利用しています。

「アクション率」は、『アクションを実行したユーザー ÷ 投稿のオーガニックリーチ』を計算したもの。

「カテゴリ」は手打ち。投稿内容をざくざくカテゴリ分けしただけです。

これで何が分かるか

大きく2つのことが分かります。

分かること1:「どのような(=どのカテゴリの)投稿が反響大きいか」が分かる

「アクション率」と「カテゴリ」を眺めることで、「どのような(=どのカテゴリの)投稿が反響大きいか」が分かります。

Facebook には、例えば「動画は優先的にリーチさせる」などのアルゴリズムが組まれています。

そのため、単純にリーチ数やアクションを実行したユーザーの数を見るだけでは、「Facebookのアルゴリズムの結果、リーチやアクションが多いだけ」といったデータに振り回されることになります。

そこで、先ほど計算した「アクション率」。これは、アクションした人の数をリーチ数で割ったわけですから、結果として「1リーチあたり得られたアクション数」を意味します。

この数字が、どのカテゴリにおいて平均的に高いかを見れば、Facebookのアルゴリズムに大きく左右されることなく、「どのような投稿が特に反響大きいか」が分かるわけです。

分かること2:「いいね / コメント / シェア のどれがされやすい傾向にあるか」が分かる

これは1つ目よりシンプルで、ただ数字を眺めるだけで分かります。

が、実際に眺める前に、知っておきたい2点と、そこから考えたい1点があります。

知っておきたいこと1:Facebook にはエッジランクという概念が存在する

先ほど、Facebookには「動画を優先的にリーチさせる」といったアルゴリズムがあると述べました。

このようなアルゴリズムは他にも多く存在し、こういった法則に基づいて、Facebook は最終的なリーチ優先度 —— 「エッジランク」を決めています。

知っておきたいこと2:エッジランクには「いいね / コメント / シェア」の数も影響し、シェア > コメント > いいね の順に影響度が高い(と言われている)

エッジランクは、「いいね / コメント / シェア」などのリアクションの数にも影響されます。

しかし、単にすべてのアクションの数がフラットに評価されるわけではなく、シェア > コメント > いいね の順に、エッジランクへの影響が高い…と言われています。

Facebook が公式に発表しているわけではなく、また頻繁に変わっているものなので、断言はできないのですが(エッジランクの存在自体は認められている)。

考えたいこと:狙うリアクションはいいねか、コメントか、シェアか

この2点を踏まえて、「自分の Facebook ページが最も狙うアクションは、いいねか、コメントか、シェアか」を考えます。

「ここまでの話を考えたらシェアでしょ」というのは少し早合点。例えば、下記についても検討する必要があります。

  • 狙いたい層や、今フォローしている層は、日頃からシェアをするような人たちか
  • シェアされて、拡散されることが、本来の目的か。または本来の目的の達成に繋がるか。例えば、シェアよりコメントをしたくなるような投稿をして、現在のファンの熱量を高める方が、拡散より意味あることではないか。

こういった点も考えて、最終的に最も狙うアクションを定めます。

すると、「いいね / コメント / シェア のどれがされやすい傾向にあるか」というデータを、ただ眺めるだけでなく、評価して、次に活かせるようになります。

おしまい

数字を見るの、慣れると楽しくてビックリしました。今後も研究を続けようと思います。


よっしー
1995年大阪生まれ 音楽とインターネット育ち。サイボウズ マーケティング/製品プロモーション。 詳しくはこちら。