AirPodsで「音楽」と「現実」の境界線が消えて最高という話


聞いてはいましたが、いいです。AirPods。

「生活をシンプルにしたい」と思い、しばらくBluetoothイヤホンを探していたのですが、AirPodsに決めました。選定理由はこんな感じ。

  • 無線である
  • 密閉(カナル)型でない(密閉型は屋外で使うのは怖い)
  • 充電や接続もシンプルである(ここで煩雑になったら意味がない)
  • 見た目が及第点(少なくとも都内ではユーザーが増えて違和感をほぼ感じなくなった)

見た目はギリギリまで悩ましかったのですが、都内で観測している範囲では、個人的には違和感ない光景になってきまして。

そうなってくるとAirPods以外に選択肢がなくて、買いました。

そんなわけで、1つ1つの機能や見た目はじっくり調べた通りで、特に驚きはありませんでした。が、これらが組み合わさって発揮する「音楽を聴く」という体験の変化は、想像以上のものでした。

「AirPodsを着用している」という感覚のなさ

すでにあちこちで言われている通り、「AirPodsを着用している」という感覚のなさはすごいです。

無線であることもそうなのですが、Appleのデバイスであれば接続も一瞬というのも大きい。普通のBluetoothイヤホンであれば、

  1. イヤホンを取り出す
  2. 耳につける
  3. イヤホンの電源を入れる
  4. iOSやmacOSで接続(ペアリング)作業

という手順を踏むところが、AirPodsだと、

  1. AirPodsを取り出す
  2. 耳につける

で完了です。実際に体験してみると、今までの手順がバカらしく思えてきます。

つまり、「無線であるおかげで、付けているときの感覚が最小限」に加えて、「付けるまでの感覚も最小限」。これが合わさって、AirPodsはまるで空気のような存在になります。

密閉型でない故に起こる、日常の音と聴いている音楽が溶ける感覚

AirPodsは非・密閉型です。人によっては、「せっかくイヤホンを使っているのに、外の音が入ってきて嫌」とも思うかもしれません。

しかし、個人的にはむしろこれが心地よい。

密閉型は、聴覚から”日常”を切り離してしまいます。それによって音楽体験を最大化してくれるものではありますが、「あくまで日常と音楽は相容れない」という体験を経由することが前提となってしまいます。

AirPodsだと、日常の音とイヤホンから流れる音楽がほどよく混ざります。これが、前述の「着用している感覚が非常に薄い」と合わさって、「何気ない日常に音楽が流れてくるようになった」という錯覚を提供してくれます。

密閉型は、聴覚を非現実的な空間に引っ張りこんでしまうのに対して、AirPodsは現実に音楽を織り交ぜ、「音楽」と「現実」の境界線を抹消してしまう。例えるなら、ミュージックビデオ(MV)の登場人物になったかのような気持ちにさせてくれるのです。

音質に執着せず、より良い体験を提供してくれるAppleらしい代物

iPodの時代から音質にはむやみに執着せず、クリックホイールなどを含む製品全体としての体験を磨き上げてきたApple。AirPodsはまさに、そんなAppleらしい代物だなと思います。

「何より音質が1番大事」という人には合わないと思いますが、「今より気持ち良く音楽を楽しみたい」「音楽を聴く毎日を少しでもハッピーにしたい」という人には、ぜひオススメです。

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よっしー
1995年大阪生まれ 音楽とインターネット育ち。サイボウズ マーケティング/製品プロモーション。 詳しくはこちら。