TOEIC 860点(A level)取得までに使った教材まとめ


先月のTOEIC公開テストで、860点に達することができました。いわゆる「レベルA」に。

そんなわけで一旦TOEICの受験、およびそのための勉強は終わりにしようと思います。そのついでに、これまで使った教材をまとめておくことにしました。

勉強開始時のレベル:たぶん比較的高め

実際に教材を列挙していく前に、勉強を開始時の自分のレベルをざっくり。

  • 開始は大学入試直後。
  • センター英語は確か80%~85%。
  • 受験生としては、「英語は得意」と言える自信があった。
  • TOEICは勉強開始当初は受けず。

比較参考用に初めにTOEIC受けておくべきでしたね。

何はともあれ、平均以上には英語ができる状態でのスタートだったっぽい、というのはお断りしておこうと思います。

だから、もしかすると「英語ダイキライ! 苦手!」という方には参考にならないかもしれません。すみません。

~700点

本題。まずは700点獲得まで。

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

英語の教材って、もう今の日本では山ほど溢れてるんですよ。どこから手を出したら良いのか迷います。

この「英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法」は、それら教材の使い方や組み合わせ方、レベルの上げ方等を、TOEIC 900点レベルまで丁寧にまとめた本です。

僕の勉強も、基本的にはこの本の内容をベースに進めました。効き目は抜群と断言して良いでしょう。

もともとWebサイトとして公開されていたものを書籍化したもので、現在もWebサイトの方も残ってはいるのですが、個人的には勉強を計画するたび何度も読み返したので、書籍版を買って正解でした

Webサイトはこちら。

英語上達完全マップ

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過去記事でも書いております。

「英語上達完全マップ」を全ての英語学習者に薦めたい4つの理由

「音読パッケージ」シリーズ

「音読パッケージ」は、前述の英語上達完全マップの森沢洋介さんが提唱する勉強法、およびその教材。

森沢さんは英語学習において「音読」の重要性を唱えられているのですが、それだけでは単調な練習になりがち。そこで、リピーティングとシャドーイングで音読トレーニングを挟んでパッケージする――1つの練習プログラムとする――ことで、モチベーションも効率も上げようというものです。

詳しくはこちらを。

英語上達完全マップ●音読パッケージ

No Description

これ、初めてやってみると想像を絶するほど難しい。そして脳への負荷も半端じゃない。少し挑戦しただけで驚くほど疲れたものです。

トレーニングの方法自体は他の教材でも応用できますが、公式(?)教材は上記に記載したものと続編を合わせ、計3冊が発売されています。

このトレーニングに取り込まれる方は、ひとまずはこれら公式教材を素直にやれば良いと思います、僕もリスニング力の大幅な伸びを実感することが出来ました。

瞬間英作文シリーズ

こちらも英語上達完全マップの森沢洋介さんが提唱する勉強法、およびその教材。

音読パッケージがリスニング中心のトレーニングだったのに対して、こちらはスピーキング中心の訓練となります。日本語の文を瞬時に英語に訳せるようにしようというもの。ある意味「瞬間和訳」の方が正確かも。

これも詳しくは英語上達完全マップの該当ページを見ていただきたいのですが、例えば最初はこのような短い文章を瞬時に訳せるよう訓練します。

* 私は本を借りるために図書館に行きました。
* 太郎は友達に会うために公園に行きました。
* 彼女はその列車に乗るために走りましたか?

これ、文法や単語的には中学レベルなんです。

  • I went to the library to borrow a book.
  • Taro went to the park to meet his friends.
  • Did she run to take the train?

でも、初めてだと全然瞬時には訳せないんですよね。悲しいことに。

こういった簡単な文を瞬時に訳せるようになって、徐々に、

私が昨夜観た映画は、インドで作られた。
The movie I saw last night had been made in India. 

といった複雑な文章へとレベルを上げていきます。

公式教材も数冊発売されています。僕がこの「~700点」の時点で取り組んだ公式教材は、上記に記載したどんどん話すための瞬間英作文トレーニングと、以下4冊。

この訓練をしっかり続けると、いずれ「訳す」という行為が自然にスキップできるようになってきます。完全にではないですが、ここに来て初めて英会話らしい英会話のスタート地点が見えてきます。

スピーキングのテストがないTOEICでも効果はあります。まず「瞬時に訳せる」というのは、もっと細かく砕くと、「瞬時に元の文章の主語・述語や修飾関係を見抜き、訳す言語の文法に則って正しく並べることが出来る」ということなので、英文を読んだり聴いたりするときの効率が上がります

そしてこれは音読パッケージと同様に、「声に出す」訓練。日本の英語教育だと欠けがちな部分ですが、これはリスニングに直結します。実際にやると分かるのですが、発せる音は聞き取れるもの。

ということで、この訓練は発音にもしっかり注意して取り組めば、発せる音を増やせる→聞き取れる音が増やせます。

システム英単語

大学受験の定番のやつですよね。僕も受験生のときにやっていたんですが、さらっとやり直しました。

ぶっちゃけこれは愚直にやるしかないかと…。少なくとも僕は素直にやりました。ただCDはなかなか便利です。本開けないときにも使えるので。

Next Stage

これまた受験生の相棒ですね。ネクステ。

同様に受験生時代にやっていたので、やり直しとして取り組みました。なんかいっぱい入っていますが、文法・語法、あとはせいぜいイディオムの章だけで良いと思います。とりあえずは。

これはある程度英語が得意な人でないと、いきなり取り組むのは厳しい気はします。苦手な人はこういう網羅問題集は避けて、シンプルな学習本(?)からがおすすめかも。

速読英単語 必修編

これも受験生で使っている人は多いですよね。でも僕は受験生時代は相性合わずで使いませんでした。受験が終わって再登場。

これは一応「単語帳」の部類に入るのですが、章ごとに学習対象の単語を含んだちょっとした長文が掲載されており、「単語は文章の中で実際に使われているのを見ながら覚えるのが良いのだ!」というスタイル。僕はこれが受験生のときに合わなかった。

でもこれ、ここまでやってきた音読パッケージと瞬間英作文、そしてシステム英単語での学習をまとめ、かつレベルアップするにはちょうど良い教材なんです。理由は以下の3つ。

  1. 長文を使って、音読パッケージトレーニングができる。
  2. 和訳も掲載されているので、瞬間英作文ができる。
  3. システム英単語の単語レベルと同じなので、復習ができる。

というわけで、CDも使いました。

こういう使い方をすると、非常にイケてる教材。ただ受験生用としては未だにイケてるのか疑問な教材ではある。

700点~820点

ここまで書いた時点で、投資額考えるともうつらい。続けます。

公立高校入試過去問・問題集

上記は僕が使った年度のものではないですし、大阪である必要もないです。参考として。公立高校の入試問題集だったらどの都道府県も同じくらいの難易度でしょうから、身近なもので大丈夫です。

これは瞬間英作文用に使いました。ここまでの教材だけだとまだまだ量をこなせていないなという感じがしたので。解答集に併記されている全訳を英語にガンガン訳していきました。

これが終わった後は、赤本ではない受験問題集も利用しました。こういうの。

入試英語最重要構文540

ここで瞬間英作文のレベルを1つ引き上げました。大学入試レベルへ。

もちろん新しく覚えないといけない内容になってくるので、それなりの時間は要しますが、ここまで瞬間英作文の基礎の部分をしっかり築いておくと、べらぼうに難しくはないはずです。たぶん。きっと。もしかすると。

英文解釈教室

精読できない文が速読できるわけがない精読できない文が速読できるわけがない。大事なことなので2回言いました。

というわけでこの1冊は精読本です。鬼の精読本です。最初はワケが分からない文法構造を持った文章ばかりでした。苦行。修行。

ですが、ここでしっかり取り込んでおくと、あとのリーディングの訓練でつまずくものがほぼなくなります。あらゆる英文がまるでゴミのようになります。言い過ぎました。

ディズニー映画数本

他にも何か見た気がするけどまあいいか。

ここまで来ると、ディズニーなどの子ども向けアニメは、教材としてかなりまともに使えるようになってきます。

音読パッケージ的な使い方で利用しました。具体的には、英語音声・字幕なしで数回視聴→分からない箇所を英語字幕付けて確認→英語音声だけで再度視聴・リピーティングやシャドーイングで練習。

「アナと雪の女王」が英語のリスニング教材として優れてるって話。

「VLC for iOS」がiPhoneでの洋画・海外ドラマの英語リスニング学習に便利過ぎる件。

 

DUO3.0

Amazonの英語の単語・熟語カテゴリでは、常に売れ筋ランキング上位に君臨していますね。

大学受験レベルの単語帳の後に取り込むものとしてベストだと思います。カバーがぐちゃぐちゃになるまで使い込みました。

これもCDを併用。例文を耳でしっかり刷り込ませると、語彙力だけでなくリスニング力も向上します。

語彙制限本

その名の通り、使用する語彙が制限された本。

「語彙力はまだまだ中途半端だけど、読解能力(特に読解スピード)もそろそろ高めたい。精読の練習はおおよそやったし、速読の力もそろそろ鍛えていきたいね」というわけで、遅くともこのあたりからは手を付けるべきかなと思います。もっと早くても良いかも。

ちゃんと記録はしていなかったのですが、おそらく10冊くらいは読みました。このあたり。

この語彙制限本、いくつかの出版社から類似のシリーズが出ていますが、僕はCambridge English Readersシリーズで統一していました。複数のシリーズを使って、それぞれ異なる語彙レベルの指標を考慮するのは面倒だなと思ったので。

上記に並べた本もそうなのですが、Cambridge English Readersだと、このあたりのタイミングで取り組むならLevel 5かLevel 6がベスト

ちなみに個人的にはKindleを使うのがおすすめです。

使って分かった「Kindle for iPhone」が英語の多読に便利すぎる4つの理由

 

820点~830点

点数が1番伸びなかった時期。英語力が伸びている実感はあったのですが、かなり実用重視で組みすぎたからかなと思います。

800点を超えたら、さっさとスコア重視の勉強に切り替えてAレベル突入→卒業がベストかも。

PBS NewsHour

PBS NewsHour | PBS

アメリカ版NHKのような存在らしい。そのニュース番組がネットで毎日配信されています。

トランスクリプト(書き起こし)も掲載されているので、気になるトピックを毎日1つ選んで、音読パッケージ的な使い方をしました。

【リスニング】iPad+PBS NewsHourでのニュース英語の勉強が快適。

Polyglots

POLYGLOTS | ポリグロッツ | 続かない英語学習は終わりにしよう。好きを学びに。

好きを学びに。続く学習ポリグロッツ。Learn what you love! Everyday learning made easy. 続かない英語学習は終わりにしよう。英語学習、英語リーディングアプリ POLYGLOTS(ポリグロッツ)、MONDO(モンド)、Bigo(ビゴ) TOEICリーディング対策に最適なアプリ

英語で書かれた様々なジャンルのニュースが毎日見れるiOSアプリ。Android版もあるっぽい。

語彙の難易度や読了時間も記載されており、辞書も簡単に引ける設計になっているので、スキマ時間にごりごり読んでました。

830点~860点

いよいよTOEICは卒業してやろう、Aレベルになんとしてもいってやろうと、TOEIC集中対策についに手を出した最終章。

新TOEIC TEST頻出1200語スコア730レベル New Version対応

なぜか730レベルと銘打つも、実際は900狙えるレベルで有名な単語帳。

これはCDはないです。とにかくゴリゴリやりました。

3週間で攻略 TOEIC(R)テスト 900点!

実際よりは少し難しめの模試と、それを3週間で復習できる解説で構成されたもの。

3週間以上かけてしまいましたし、ぶっちゃけ最後まで終わってすらないんですが、しっかりリピーティングなど取り組めるように構成されていたので、丁寧には進められました。

ちょっと付属のCDが手抜きかなと思う部分はありましたが、まあ悪くない1冊だと思います。

おしまい。

もうすぐでTOEIC、出題形式変わるみたいですが、今回紹介したものの多く(特に終盤以外)は得点力ではなく、本質的な英語力を重視してやってきたものばかりなので、今後も通用する気がします

参考になれば幸いです。


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