「就活対策」は必要なのか


大学の就職支援センターから個人宛で突然メールが届いて、何事かと思えば4回生全員にメールを送ってお願いしている「就活レポート」みたいなものとは別で、そういう資料関係で協力してほしいという話だった。

そんなわけで改めて自分の就活を振り返っていたんですが、ぼく結局大学の就活対策講座みたいなのって1度も行ってなかったんですよね。別にそういうのが好きとか嫌いとかじゃなくて、純粋に「大学への行き来のコスト(時間とかお金)を考えると、あまり行く気起きないなあ」みたいなところだった。

そして対策らしい対策もしてなかった。運が良かった気もします、間違いなく。

で、そういえばちょうどこの前、大学の後輩に「そういう講座って行っておくべきですか?」「就活対策って必要ですか?」みたいな相談もされたので、ここにもそういうことを書いてみようと思う。

先に結論

ケースバイケースです

いきなり曖昧な答えで申し訳ないですけど、一概には言えない。まあ当たり前か。

この「ケースバイケース」というのは2通りの意味で、

  • 人それぞれ
  • 「対策」の意味するところによる

ということ。

いきなり「人それぞれ」の部分から説明すると収拾つかなくなりそうなので、ひとまず後者のレイヤーから話を分けていこうと思います。それぞれの部分で「人それぞれ」の観点も適宜入れてみます。

「業界研究」「自己分析」関係の対策

これ対策というのか微妙だけど。

かなり持論になるかもしれないですが、僕は「こんな仕事がしたい」と明確なビジョンを持っている人ほど、こういった類のことはやってみても良いと思います。

よく言われることですが、就職活動というのは比較的容易に様々な業界業種のことを知れる機会です。確かに残念ながら、かなり綺麗事でコーティングされた世界ばかりを見せられることがほとんどですが、それを承知の上で自分が知らない世界を見ることは、非常に貴重な経験となるはず。

そして逆に言えば、やりたい仕事を探すために業界研究や自己分析をするのはどうなんだろうというのが正直なところ。

何故かというと、結局そういったところで「よし、僕はこの仕事に就けるように頑張ろう」「僕はこの仕事が向いているんだ」となるのって、かなりこじつけ的な部分が多いと思うんですよね。もちろん全員とは言わないけど。

自分がやりたいことって、結局素直に立ち止まって考えたり、日常的に刺激を受けたりする中で見つけるしかないのではないでしょうか。自分の憧れの人って誰だっけというところから始めてみるとかなんでもいいですけど、いわゆる就活のためのそういう研究とか分析で本当に見つけられるものなのか、僕は疑問です。

テスト対策

SPIとかの話。

どうしても気になる企業があって、その企業が選考の過程でそういった試験を課しているのが確かなら準備しても良いと思いますが、漠然と念のため大学の講座にいって対策を始めておこうとか、そういった感じなら不要だと思います。

もっと長い目でタメになりそうな本を探して買って読んだ方が幸せになれると思う。

ES(エントリーシート)対策、面接対策

この辺が1番難しい。

そもそも、まず僕はESにしても面接にしても、嘘を並べるのは不幸にしか繋がらないと考えています。たとえそれで選考を通過したとしても、しなかったとしても。ミスマッチのまま通過しちゃうのが1番怖いと思う。

なので、「就活必勝テンプレートを使って優秀な就活生になっちゃいましょう」みたいな対策、講座は間違いなく要らないという考えです。「サークルで副部長やってましたと答えましょう!」みたいな。本当にあるのか知らないけども、この都市伝説のごときテンプレ。

ただ、じゃあエントリーシートも面接も何も考えずに臨んで良いのか…と言われると、いやそれはベストではないなとも思う。

論文を書くときに、アウトラインを考えずにいきなり書き出してまとまった内容に仕上がるものなのか。プレゼンをするときに、構成も考えずに挑んで良いパフォーマンスを発揮できるのか。そういう話です。

つまり、「自分の実際の経験などを分かりやすく限られた時間で伝えられる方法を身につける」といったものなら、それはとても価値があるものだろうなと思うのです。

あともう1つ付け加えると、大人と話す習慣がこれまであまりなかった人は、特にそういった講座は行っても損はないかと。

まとめ

というわけで、初めに書いたようにケースバイケースという結論ゆえに、バラバラ感あるまま締めることになるんですが。

ただ就活の話では逆に「これやっとけば問題ない」みたいな一概的な内容ほど疑った方が良いのかなとは思います。機械が判断する過程ではないから。人とか相性とか大いに絡む場なので。

どこか参考になる方がいれば幸いです。


あなたにおすすめ