ミュージシャンのためのWebサイト制作方法まとめ

なんかこの辺りの質問、そこそこされること多いので、記事としてもざっくり僕の答えを書いておこうと思います。

公式サイト、必要ですよ。

そもそもまず「今バンドとかの公式サイトって必要なの?Twitterとかで十分じゃない?」って話もたまにされるんですが、僕はこれは間違いなく必要だと思っています。

確かに活動を始めた当初とかは、余裕なければ後回しにして、ひとまずTwitterなどソーシャルメディアにおけるアカウント開設をするという考え方はありでしょう。理由は、まだ積み上げたものがないはずだから

しかし、ある程度活動を積み重ねてきたときに、その活動の歴史や制作した音源のこと等、ポートフォリオとして機能させるときに、やはりソーシャルメディアの形式では厳しいものがあります。ファンが見る分にもそうですし、イベンターの方がそのアーティストの紹介文を書く場合もどうでしょう。

もっと言えば、もしキーパーソン的な人があなた(方)のことを調べようとしたときに、どこにも情報がまとまっていなかったら…?失うものは多いはずです。

制作方法・ツール

とはいえ資金面などでなかなか余裕がないと、専門の人に制作を頼むというのも困難なもの。ここでは自分でやるにはどのような方法、また使えそうなサービスがあるのか、ざっくりまとめてみます。

Wix

ホームページ作成   無料ホームページの作り方   WIX

良い点

  • 直感的にデザインしやすい

微妙な点

  • 特別軽くはない
  • 固有名詞でないバンド名等の場合は検索引っかかりにくそう
  • 有料版がそこそこ高い

すでにバンド界隈では使っている方々多いですね、ウィックス。この手のWebサイト簡易作成サービスの筆頭みたいな存在なのかしら。

まあそういうポジションに君臨しているだけあって、直感的なデザインのしやすさはかなり他と比べてリードしている気がします。今の世の中大事なスマホ版ページの作成も、基本的にはPC版のデザインを十分に流用できる方です。

ただ、以前と比べるとだいぶマシにはなったのですが、まだ閲覧側としてはこちらで作られたサイトを見ると、「ん?重い?」と感じることが多い。そして検索エンジンに対する相性もまだ良いとは言えない。噛み砕いて言えば、「人間が簡単にデザイン出来るようにした反面、機械が読み込むのには向いていない仕組みになってしまった」みたいな感じでしょうか。

あと無料版は広告あり(このサイトはWixを使っています!みたいなの)で、有料版にすると広告なしのクリーンな形式にできたり、好きなURLを充てたりできるのですが、これが結構高い。

Jimdo

ホームページ作成サービス   Jimdo(ジンドゥー)

良い点

  • デザインしやすい

微妙な点

  • スマホ版が地味になりやすい

たぶんWixに次ぐ簡易Webサイト作成サービス。でも最近テレビCMとかも見て、結構追いつけ追い越せ感。

こちらもデザインのしやすさは、さすがに「驚くほど簡単に」と銘打っているだけありますね。ただWixと比べて、ちょっとスマホ版が地味になりやすい印象。あんまり厳密に比較はしたことないのですが、なんだろう、すごく静止的で落ち着いた感じというべきか…だいぶ以前に比べると良くなったんですけどね。

Music Scene

ミュージックシーン | アーティストWebサイトを無料で作成

良い点

  • ミュージシャン向けなだけあって、コンテンツは簡単に完成させやすい

微妙な点

  • デザインにパターンがない
  • スマホ版がない

ミュージックシーンは、名前からも察せるように、ミュージシャン専門のサイト作成サービス。故に「ミュージシャンのサイトなら大体置いているコンテンツは簡単に作れる」という良さはやはりあります。

しかしデザインにバリエーションがありません。正直WixやJimdoは、まだこういうサイト作成サービスのこととか全く知らない人であれば、同じサービスで作られたものでも全然気づかない、というパターンも十分にあると思うのですが、おそらくこちらはそういった人でも、「あれ?デザイン似てね?」となりそう。

あとスマホ版がありません。PC版がそのまま表示されるので、文字も小さくて結構つらいものがある。

Tumblr

登録   Tumblr

良い点

  • 自由度がそこそこ高い
  • ブログサービスの一種なので、決まった形での更新(ニュースなど)は楽

微妙な点

  • ちょっと癖がある

ちょっとオシャレな人たちが結構使っていること多い印象。タンブラー。

一応ブログサービスの一種なのですが、結構いじろうと思えばごりごりいじれて、パッと見ではブログには見えない程度にサイトとして作ることもできます。でんぱ組.incの公式サイトもこちらで作られていますね。

ただ、自由度が高いこと、そしてあくまでブログサービスが元というのがあって、結構ザ・公式サイトとして完成させるには、ちょっと工夫とか技術が必要な方かなと思います。少なくとも上述3サービスと比べると一気に難易度は跳ね上がるはずです。

WordPress

WordPress › 日本語

良い点

  • 自由度が高い
  • 1度構えてしまえば基本の更新はかなり容易
  • テーマやプラグインが豊富にあり、ある程度は簡単にカスタマイズしやすい

微妙な点

  • 最初の組み立てがなかなか大変
  • 調子悪くなったときの解決に一定のスキルを要する

WordPressは厳密に言えばサービスではなくソフトウェアなのですが…この話をするとこれだけで1記事書けてしまうので、詳しくはこの辺りでも読んでもらえれば。

WordPressも、基本的にはブログに最適化されたものです。が、普通のWebサイトとしても構築できる自由度も十二分にあります。ワンオクの公式サイトもワードプレス製。

Tumblr同様、自由度の高さ、そしてブログとしての仕組みを上手く組み込めば、決まった形での更新はこちらもかなり容易にできます。

しかし、最初の組み立てがかなり大変。先述のようにサービスではなくソフトウェアなので、サーバーをレンタルして、このソフトをインストールして、いろいろカスタマイズして、ようやく運用できるようになります。

しかも他の方法なら、たとえ何か間違っても基本的には「サイトが死ぬ」まではいかず、せいぜい表示が崩れる程度で終わりますが、WordPressは極端な話、設定ファイルへの書き込みを1文字でも間違えると、サイトが真っ白になります。初めはすごいよ、これしでかしたときの絶望感。

正直ハードルは低くないので、この記事を読んでいるような人にはオススメできません。たぶん。

「どれくらい手軽に作りたいか × どれくらいデザインを懲りたいか」のバランスで決めると良いと思います

いろいろ紹介しましたが、これが結論です。あとは予算あれば、それぞれ有料版にして見た目さらに良くするとか、究極は専門の人雇ってやってもらいましょう。