【言語学】話が噛み合わないときには「協調の原理」を意識すると面白いよ。

 

大学では言語学を勉強しており、これまでも2つほど記事にしてきました。

今回はちょっとこれらとは路線が異なり、日本語にも適用できる話を書いてみます

会話が噛み合わないときは「協調の原理」に違反していないか考えてみよう

協調の原理とは、ポール・グライスという言語学者が提唱した、会話が成立するためのルールです。何はともあれさっさと中身書いてしまいますね。

量の公理:多すぎず少なすぎず、適切な量の情報量を与えよ。

質の公理:本当のことを言え。証拠が十分であることを言え。

関連性の公理:関係のあることを言え。

様態の公理:分かりやすく順序立てて言え。

これねー、僕知った後に実際の生活でふと思い出したりするとすごく納得いって。

確かに私たち、普段問題なくコミュニケーションをしているときは、これらのルールを自然に守れているんですよ。逆に会話が噛み合わないときって、これらと照らし合わせると確かに「あ、ここマズかったな」というのがあったりして。

特に「相手にとっても当たり前のことだろうと省いた情報が、実は相手の知らないことだった」とかは本当によくあって。量の公理の部分ですね。逆に「あ、この人あのこと知っているつもりで僕に話していたな」ということも実はよくあります。笑

ネットで何かを発信するときも意識したほうが良いと思う

ブログとかでも、どの辺りの層の人が読むものなのかによって、前提とする知識とか変わってきますもんね(量の公理)。その他の公理も改めて意識して書くと、すごく読みやすい文章に近づけるのかななんて思います。

あとTwitterなんかは特に140字制限もありますので、この辺りの公理といいますか、ルールを意識して発信していくと、伝えたい情報がより伝わるようになるのかなーと思います。誤解が減るのかなーと思います。

終わりに

さすがに実際コミュニケーションしているときにこんなこといつも意識しているわけではないですが(逆に言えば最近は意識していることもあるから自分でも気持ち悪い)、振り返るときに考えてみるとなかなかおもしろいところあると思います。

ちなみに今回の内容は、言語学の中でも「語用論」と呼ばれる分野に入ります。「語や文の文字通りの意味」ではなく、「どのように言語を用いてコミュニケーションを行うか」を研究するものです。

「日本人はハイコンテクスト文化」とか言われる部分も入ると思います、たぶん(これはあんまり自信ない)。

実生活に当てはめたりしていくと結構面白いですよ、言語学。これからも勉強していきます。