手軽&安全にライブで同期音源を使うならiOS+GarageBandがおすすめ

先日、サークルのライブで、初めてライブでの同期再生を行いました。

 

制作自体はWindows PCで行ったのですが、さてライブ本番の再生はどうしようかと少し悩みまして。

  1. PCで、制作に使ったDAWを立ち上げ、オーディオインターフェイスからオケとクリックをチャンネル別に吐かせる。もちろん前者をPAに、後者をドラマーに送る。
  2. LRそれぞれにオケとクリックを振り分け、ミックスダウンしたものをiPhone等にぶち込む。LR分岐ケーブルを繋ぎ、オケがPAに、クリックがドラマー側に流れるようにする。

LR分岐ケーブルというのはこういうやつ。

ググるとだいたいこの辺りの方法がよく出てくるのですが、これらそれぞれ気になるところがあったんですよね。

  1. →PCは常にバックグラウンドで幾多ものアプリケーションが動作しており、割り込み動作、また通知などで狂う可能性が高い。また基本的にはデスクなど“普通の環境”での動作しか想定されていないので、ライブハウスのステージというノイズだらけの環境での不具合発生も怖い
  2. →「実際に会場のリハで鳴らしてみたら、オケの楽器のバランスが悪かった」という場合でも、ミックスダウン後の音源なので調整ができない

そこで考えた第3の方法が、「2番と同じようにiOSデバイスは使うけど、再生はGarageBandを使えばいいんじゃないの」というものでした。

同じiOSデバイスでの再生でも、ステレオデータではなく、GarageBandで複数トラックの再生を行うメリットは、とても多い。

手順はざっくりこんな感じ。

  • PCのDAWで一通り作り上げる
  • トラック毎にWAVなどで出力、iTunesでGarageBand内に転送
  • GarageBandで新規プロジェクトを作成、転送したトラック毎のオーディオファイルをずらーっと並べる
  • クリックとオケでパンを振る。ステレオ分岐ケーブルでオケ側をドラマー、クリックをPA側に
garageband

この方法のメリットは、まずPCと比べたときに圧倒的に安定性が期待できるということ。特に気を使わなくても大丈夫なレベルだとは思いますが、心配ならバックグラウンドアプリも簡単に落としておけます。ホームボタン2度押しのあれですね。

multitask

そしておやすみモード・サイレントモード・機内モードを有効化しておけば、どんな通知も入ってきやしないはずです。簡単にここまで通知を殲滅できるのも素晴らしいポイント。

oyasumimode silentswitch

またiOSデバイスは、最初から屋外での使用を想定して作られているはずですから、よっぽどの高温多湿など悪環境下でない限りは、そういった面での不具合発生も心配ありません。少なくともPCよりはこの辺り、普通は強いはず。

さらにステレオデータではなく、複数トラックのデータに分けているということで、トラック毎の音量調整が効きます。これで、当日会場でのリハで鳴りを確認し、調整必要なところあれば簡単に変更が効くわけです。


安定・柔軟・ハードル低。このバランスが最も取れる方法だと思います。実際、当方もこれで上手く完走できました。

参考になれば。