総当たりはやめよう。「直接ライブに誘う」のは"本当に"自分たちに興味を持ってくれている人に絞るべきです。


それ、誰も幸せにならないお誘いになってませんか?

総当たりで「直接ライブに誘う」のは嫌われますよ。

Twitterや公式サイト等で広く告知するだけで、ファンの側からアクションが起き、チケットを取って、ライブに来てくれる。アーティストの方からすれば凄くありがたい話だし、1つの理想の形です。

でもよっぽど軌道に乗っていない限りはある程度、口頭・Twitterのダイレクトメッセージ・LINE、何でもいいですが、「直接ライブに誘う」という活動も必要なのが普通ですよね。僕もそれ自体は否定しません、頑張れ頑張れと思う。

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しかしたまに「いやいや、直接誘われたからって行く気はまったくないよ?」みたいな人からの誘いがあるんですよ。必死なのは分かる。よく分かる。それ故、総当たり、あるいはそれに近いレベルのことをしてるんだと思う。

でもね、至極1人のお客さん側として思うことを吐露しますと、まだそんなに興味のないアーティストから直接ライブに誘われるのって、正直すごーーーーーーーーーく鬱陶しいんですよ

断るためのコミュニケーションが面倒くさすぎる。

例えば「Twitterで告知ツイートが多すぎる」ってやつは、比べればまだよっぽどマシでして。何故かと言うと、Twitterならフォロー解除やミュート等の機能で、いくらでも無視できるから。

極端な話、1回2回スマホを叩いて操作するだけで、避けることができるんです。

しかし行きたいと思わないライブに“直接”誘われた場合は、よほど心が冷たくない限り、それなりの理由を説明して断るという、結構面倒くさいコミュニケーションが発生する。無視というのがなかなか難しくなるんですよ。

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これね、もちろん断る側からしても得しないし、誘うアーティスト側もすごく良くないイメージ持つことにつながり得るんで、この辺りのところはかなり考えてからやった方がいいと思っています。

直接ライブに誘うべきは「あとひと押し」以上の人

上述しましたように、直接ライブに誘うという行為そのものは悪いものではありません。問題はそれを行う対象相手をじっくり考えてはいないってことありませんかという話

僕が提案したいのは「お客さんの”熱量”を見極めて、”あとひと押し”以上の人にしぼって直接誘おう」ということです。

この図を見てください。音楽マーケター・高野修平さん(リンク先は本人公式サイトのバイオグラフィー)の書籍「始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング」から引用させていただいた図になります。

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ざっくりですが、「知っている」だけの潜在層から、音源やライブチケットを購入する購入者層、そしてそれを超えた先のファン層という形で、アーティストに対する熱量をもとにお客さんを分類し、可視化したものだと思ってください

で、このような形に分類したとき直接ライブに誘うべきは、やはり「検討層」以上の人たちです

特に、購入者層やファン層は自発的にアクションを起こしてくれますが、検討層は「あとひと押し」さえあればという人たち。ここに直接「ライブ来ませんか?」お誘いすることにすごく意味があるのは明らかですよね。

興味関心層というのは、あくまで「へえ、こんなアーティストいるのかー。」「こんな音楽やってるのかー。」程度の人たち。何も考えずにここにまで積極的なアプローチをかけてしまうと、まさしく前述のような「シラケる」「面倒くさい人(バンド)だなー」ということが起こりかねないわけです。

お客さんの熱量別に、適切なアクションを心がけよう。

アーティスト側だってお客さんに不快な思いされて得することなんて何1つないですからね。「お客さんの熱量を見極め、今お客さんが望む情報を望むだけ提供する」ということ、心がけるときっとみんなハッピーになれますよ。

ちなみに上記の高野さんの書籍には、「ソーシャルメディアは潜在層を興味関心層に動かすのに有効であり、マスメディアは興味関心層を検討層に移すのに有効」などといった、音楽マーケティングに関する興味深い話がたくさん出てきます。

そのような世界の勉強をするための1冊目としても最適な、分かりやすいものになっています。おすすめです。

 

以前書いた紹介記事はこちら。

エヴァンジェリスト、戦略PRがカギの時代。高野 修平さん著「始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング」を読みました。 | よしオト。


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